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油絵具の油の使い方について解説!2つ覚えておけば基礎はOK!

 

こんにちは!
山で風景画をかいてます。アマネです。

油絵を描くのは難しそう!というイメージありますよね。

確かに油絵の具は種類が豊富でややこしいところがあります。

でも実は必要最低限のことを抑えれば、誰でも油絵が描けるようになります。

今回は最低限抑えるべきオイルについてお話ししていこうと思います。

「油絵具のオイルは何を使えばいいの?」
「簡単な使い方は?」

という方におすすめの内容です。

早速見ていきましょう!

油絵具のオイルの使い方

水彩やアクリル絵具であれば水で溶かして使えるのに対して、油絵具はオイルで溶解させたりして使います。

つまり、水の代わりになるのが油なんですね。

このオイルが画材屋さんに行くと種類がたくさんありすぎてわかりずらい…。

 私も高校生のときに初めて油絵具に触りましたが、オイルの種類の多さが一番わかりにくい!と感じたんですね。

でも実はそんなにたくさんの種類のオイルの名前を全部覚える必要はないんです。

 

油絵のオイル①テレピン油

 

1つ目が「テレピン油」というものです。

このオイルは基本的に絵具をサラサラにしたり柔らかくしたりするために使います。

油絵具はチューブから出したままだと硬いのでテレピンをつけることでサラサラになって伸びが良くなるんですね。

そして、このテレピンというのは揮発性油という分類のされ方をしています。

これは絵具に混ぜて使っても揮発するので画面には残らないんですね。

なのであまりこのテレピンの比率を多くしてしまうと、画面上の絵具が弱くなってしまいます。

乾くのが早いので、最初の下絵によく使われますよ。

 

油絵具のオイル②乾性油

 

油絵の具で描いていく上でこの乾性油というのは一番大事な部分にあります。

なぜなら、この乾性油が空気中の酸素に触れることで初めて油絵具は乾燥して頑丈な塗膜になるからです。

油絵具は顔料(色の粉)と乾性油でできています。

乾性油がないとそもそも油絵具が成り立たないんですね。

この乾性油は大きく分けて、「ポピーオイル」「リンシードオイル」の2種類があります。

ポピーオイルは乾燥が少し遅いですが、

黄変に強い性質があります。

リンシードオイルは乾燥が早いですが、

黄変に少し弱いです。

 

油絵具はテレピン油と乾性油を混ぜて使う

油絵を描くときは、乾性油とテレピン油を混ぜて使うのが一般的です。

テレピン油だけだと固着力と艶が出ないので混ぜ合わせて使うイメージです。

テレピン油だけで描くこともできますが、絵具の固着が弱くて剝がれることもるので注意してください。

油絵のオイル③樹脂

樹脂はオイルではありませんが、油絵を描く際にはかなりの頻度で使われます。

基本的に樹脂を入れることで乾燥時間を早めることができます。

ツヤも出していけるので一石二鳥ですね。

どんどん重ねて描いていきたい場合は使っていくとよいでしょう。

他にもダンマル樹脂やアルキド樹脂などの種類があります。

絵具の乾燥を早めるのが目的なら、アルキド樹脂メディウムを油絵具に直接混ぜる方法がオススメですよ。

 

 

油絵具のオイル④調合油「ペインティングオイル」

油絵を描くときは、乾性油とテレピン油を混ぜて使うのが一般的ですが、

実は使いやすいように揮発性油と乾性油、樹脂、乾燥剤をいい感じに混ぜてくれたオイルがあります。

 

それが「ペインティングオイル」です。
初心者が初めに買う画箱セットには、このペインティングオイルが入っています。

これらを別々に買って混ぜるのが面倒な方はこの調合油で使ってみると良いです。

1つあれば下描きから仕上げまで使用できるので初心者の方におすすめですよ。

ただ、調合油は結構濃いのでテレピンで薄めたりして使ってみましょう。

 

まとめ

今回はわかりずらい油絵具のオイルについて説明しました。

基本的には

・揮発性油(絵具をサラサラにする)
・乾性油(絵具を固着させる)
・樹脂(絵具の乾燥を早める)

の3つを理解していれば問題ありません。

・調合油(上記の3つを全部混ぜたもの)
もありますが、調合油は結構濃いのでテレピンで薄めたりして使うのがオススメです。

是非、参考にしてくださいね。

それではまた!

 

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