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油絵の下地の塗り方について解説!下塗りはしなくてもいいの?した方がいいの?

 

こんにちは!

山で風景画をかいてます!アマネです。

突然ですが、キャンバスに下地塗りますか?

実はキャンバスに下地を塗ってから絵を描くことで、

絵具の乾燥を速めたり、絵具の食いつきをよくする効果があるんですよ!

 

今回は「油絵を描くときの下地の塗り方」について解説していきます!

 

「下地材は何を使えばいいの?」

「どうやって塗るの?」

という方におすすめの内容です。

早速見ていきましょう!

 

油絵の下地塗りはしなくてもいいの?

油絵の下地塗りは人それぞれです!

10人いたら10人違います。

キャンバスの目を活かした作品を描きたい場合はそのまま描き始める場合もありますし、

画材店で販売されているキャンバスは既に下地材が塗ってありますが、

絵具の発色と固着力を高める効果があるため、下地塗る人も多いです。

 

油絵の下地は何で塗るの?

①絵具の食いつきをよくする

②絵具の乾燥を早める

③発色をよくする

④キャンバスの目を埋めて、筆のタッチを繊細に伝える

 

④は下地材でキャンバスの目を埋めて紙やすりなどで、滑らかに表面を整える方法です。

筆のタッチが効きやすくなるので、繊細な画面を求めるときは、下地をきめ細かい表面に仕上げる必要があります。

例えば、すごいリアル絵とか細かい絵とかですね。

 

油絵の下地材の種類

油絵の下地材は塗料(粉・彩料)と媒材(固着・定着材)で練り合わせたものです。

下地材の種類は油分をどれだけ吸い込むかによって、非吸収性の下地・半吸収性の下地・吸収性の下地の3つの種類があり、塗れるものの違いで大きく2つに分かれます。

 

塗るものによって下地が違う

 

塗料を塗ってある一般のキャンバス油成分の入った下地材を使います。

 

塗料を塗っていない生キャンバス、紙、板、布水性の成分が入っている下地を使います。

 

下地材の種類

 

非吸収性の下地(油性)

 

油絵具と相性が良い下地です。

下地が油絵具のツヤのもとになる油分を吸ってしまわないので、油絵の具らしいツヤを保てます。
ただ、この下地を使うと油絵の具の乾燥はすごい遅くなるのがデメリットです。

剝離する恐れがあるので、アクリル絵の具や水彩絵の具には使えません。

 



 

吸収性の下地(水性)

水分が下地に吸収されるため、絵具の定着が良く、光沢のないマットな質感を作ります。

描き始めを水性、仕上げを油性にでき、油絵具使用時は乾燥が特に早くなります

キャンバスのような柔軟なものに厚く塗ると、亀裂が入る事があるので注意が必要です。

 


 

 

半吸収性の下地(半油性)

画材店で一般的に売られているのは、この種類の下地材が施されたキャンバスです。

油絵の具とアクリル絵の具のも使えるので初心者にもおすすめですよ!


油絵の下地の塗り方

準備するもの

下地材

刷毛

耐水ペーパー(紙やすり)

 

 

下地の塗り方

 

①刷毛に下地材をつけ、横方向に均一に薄く塗ります

②縦方向にも均一に重ねていきましょう。

③乾燥後、滑らかにしたい場合は、紙やすりでキャンバス面を、円を描くように均等にすります。

④さらに霧吹きで、水をかけながら行うことほこりが立たず滑らかな表面になりますよ。

 

ポイント

・下地を塗ってから1~2週間は乾燥させて使用する
・塗り重ねる場合は、指触乾燥しているか、確認してから行う
・一気に厚く塗らず、薄塗を数回重ねる
・下地材が内部まで乾燥してから紙やすりで表面を滑らかにする

 

まとめ

今回は「油絵を描くときの下地の塗り方」について解説しました!

下地を塗ることで作風や描きやすさが変わってきます。

塗らないで直接描いてもいいわけです。

私は、空気感を大事に描いているので、暖かい色にしたければ黄色、落ち着いた雰囲気にしたいときは茶色とかで塗ってます。

アクリル絵の具を下地に使って、油絵を描くときもありますよ。

また、鉛筆で下書きをするか、しないかどうかでもまたやり方が変わっていきます。

下地の塗り方をマスターすることで、自分の絵に合った雰囲気の絵を描くことができます。

是非、色々な方法を試してみてくださいね。

それではまた!

油絵の制作動画はコチラ!

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