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油絵の画溶液の種類について解説!どのような効果があるのか?

 

 

こんにちは!
山で風景画を描いてます。アマネです!

皆さん油絵描いてますか?

油絵の制作にはオイルが必要不可欠ですよね。

ただ、画材屋さんに行くと種類が多すぎてわからない…。

それぞれ画面にどんな効果が出るのかわからないですよね。

今回は油絵の画溶液の種類について解説していきます!

「種類は何があるのか?」
「画面にどんな効果が出るの?」

という方におすすめの内容です!

 

 

油絵の画溶液の種類

油絵に使うオイルは、役割に分けて5種類あります。

①絵具の練り調節するもの

②絵具の乾燥促進するもの

③絵具のツヤを調節するもの

④完成後に画面を保護するもの

⑤その他の画溶液

 

①絵具の練り調節をするもの

主にこの3つを抑えておけば油絵はできます。

・揮発性油
・乾性油
・調合油

 

1,揮発性油

このオイルは基本的に絵具をサラサラにしたり柔らかくしたりするために使います。

油絵具はチューブから出したままだと硬いのでこのオイルを付けると伸びがよくなるんですね。

その名の通り揮発して画面に残らなくなるので揮発性油と言います。

乾燥が早いので下絵の段階で使われますよ。

 

ターペンタイン(テレピン)


ターペンタインは溶解力に優れているので、ワニス除去に使うこともできます。
長期間空気にさらすと変質します。

ペトロール

ペトロールは乾燥がターペンタインに比べておだやかです。
ツヤを出す画溶液を白濁させる場合があります。

 

2,乾性油

 何気に一番大事なのがこの乾性油です。

なぜなら、この乾性油が空気中の酸素に触れることで初めて油絵具は乾燥して頑丈な塗膜になるからです。

つまり、絵具の定着と作品を頑丈にする役割があります。

油絵を描くときは、乾性油と揮発性油を混ぜて使うのが一般的です。

揮発性油だけだと固着力と艶が出ないので混ぜ合わせて使うイメージです。

テレピン油だけで描くこともできますが、絵具の固着が弱くて剝がれることもるので注意してください。

リンシードオイル

黄変(油焼け)しますが、硬化すると非常に頑丈な画面を作ります。

「理想的な乾性油」呼ばれるほどです。

 

ポピーオイル

乾燥速度はリンシードオイルより遅く、塗膜もリンシードオイルほど頑丈ではないですが、黄変しにくいのが特徴です。

 

サフラワーオイル

乾燥速度はポピーオイルと同じくらいで塗膜はリンシードオイルほど頑丈ではありません。

ポピーオイルより安価で黄変しにくいのが特徴です。

 

3,調合油

油絵を描くときは、乾性油とテレピン油を混ぜて使うのが一般的ですが、

実は使いやすいように揮発性油と乾性油、乾燥剤をいい感じに混ぜてくれたオイルがあります。

 

それが「調合油」です。

一般的には「ペインティングオイル」と呼ばれています。
初心者が初めに買う画箱セットには、この調合油が入っています。

これらを別々に買って混ぜるのが面倒な方はこの調合油で使ってみると良いです。

1つあれば下描きから仕上げまで使用できるので初心者の方におすすめです。

 

ペインティングオイル

一本あると便利です。
初心者のにおすすめの調合油。

ルソルバン

黄変しにくいのが特徴です。

乾燥速度と丈夫さはペインティングオイルより、少し劣ります。

 

②油絵具の乾燥を促進するもの

油絵具の乾燥は非常にゆっくりです。

「何日経っても乾かない…」というときもありますよね。

そんな時に使ってほしいのが乾燥促進剤です。

乾燥を促進は主に

・液状の乾燥促進剤、「シッカチーフ」

・絵具状の促進剤、「メディウム」

があります。

 

1,液状の乾燥促進剤

シッカチーフには、淡色のものと褐色のものがあります。

淡色のものはおだやかに、褐色のものは強力に乾燥を促進します。

分量は、絵具に直接混ぜるときは10%以内

乾性油に混ぜるときは30%くらいにとどめましょう。

入れすぎるとひび割れる可能性があります。

 

淡色シッカチーフ

無色のため、ホワイト系や淡色系に使いやすく、作用がおだやかなのでしわができにくくなっています。

褐色シッカチーフ

乾燥効果が強力なため、しわ・より等の副作用がありますが、適切に使用すれば効果は絶大です。

 

2,絵具状の乾燥促進剤

メディウムはシッカチーフに比べて早く乾き、メーカーによって様々なものがつくられています。

乾燥速度、透明性、光沢、粘度といった特徴のものがあるので、自分の画風によって選びましょう。

 

メディウム

乾燥を大幅に短縮させるメディウムです。
厚く塗ってもしわや亀裂が起こりません。
だいたい1日ぐらいで乾くので愛用しています。

 

③絵具のツヤを調節するもの

油絵では画面にツヤやを与えることによって、作品を美しく仕上げます。

そのために使われるのが

・描画用ワニス
・画面修正用ワニス

です。

1,描画用ワニス

描画用ワニスは乾性油と揮発性油と混ぜて、絵具を溶くために使用するワニスです。

 

ダンマルワニス

古来から使われてきた天然樹脂をテレピンで溶かした樹脂溶液です。

絵具に光沢とのりのよさを与えてくれます。

マスチックワニス

非常に貴重なマスチック樹脂をテレピンで溶解したものです。

絵具の伸びよくするので、細密描写に適しています。

 

パンドル

乾燥が極めて早く、強い光沢を与えます。

油絵具によく混ぜず、画面の乾燥バランスを考えずに多様すると亀裂を招くことがあります。

速乾性を活かしたプリマ技法に向いています。

 

 

2,画面修正用ワニス

画面修正用ワニスは、制作の途中で乾燥した画面に薄く塗ってツヤを均一にします。

なぜそうするのかというと、ツヤが均一でないと、場所によって色調が違って見えて描きづらいからです。

ルツーセ

ツヤを均一にしてくれます。

絵具が乾いてから使用してくださいね。

 

④完成後に画面を保護するもの

油絵が完成したら空気中のガスやほこりから作品を守る必要がありますよね。

そんなときは画面保護用のワニスを塗ります。

・完全乾燥後用の画面保護ワニス

・指触乾燥後用の画面保護ワニス

 

1,完全乾燥後用の画面保護ワニス

画面保護ワニスはタブローと呼ばれます。

タブローはペトロールなどで溶かせるので、古くなったら塗り替えることができます。

液状かスプレーかどちらか好きな方を選べます。

 

タブロー

ガラスのような強い光沢がでます。
使用期間は作品完成後の半年~1年です。

マットタブロー


つや消し(マット)に仕上げたいときにオススメです。

2,指触乾燥後用の画面保護ワニス

絵の表面が指で触って乾いているなら使える描画用ワニスです。

通常のタブローは空気を通気しないので完全乾燥後じゃないと使用できませんが、通気性のあるタブローは指触乾燥で使えます。

通常のタブローより保護効果あ弱いので、6~12ヶ月経ったら、ペトロールなどで溶かして通常のタブローに塗り替えましょう。

タブロースペシャル

温和な光沢が手軽に手に入れられます。
展示会や発表会に迫られた時の急ぎのニスがけにオススメです。

 

⑤その他画溶液

ここでは使う機会がありそうな絵具の剝離剤について紹介します。

絵具剝離剤

絵の修正や用具の清掃に使われます。

ストリッパーやリムーバーと呼ばれています。

筆やパレットに固まってしまった絵具を除去するときなどによく使いますよ。

 

ストリッパー

 

まとめ

 

今回は「油絵の画溶液の種類」について解説しました。

まずは扱いやすいペインティングオイルなどから使ってみて、慣れてきたらオリジナルの調合油も作ってみましょう。

まだペインティングオイルしか持ってない!という方も色々な溶き油に挑戦して、自分だけの作品を作ってみてくださいね!

それではまた!

 

 

 

 

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