油絵の描き方はコチラ

油絵を描くときにやってはいけないこととは?道具の扱い方や注意点について徹底解説!

 

こんにちは!

山で風景画をかいてます。アマネです。

皆さん、油絵でやってはいけないことがあるの知っていますか?

私も最初は絵具が剝がれ落ちて「oh…」ってなりました笑

そういうことは、なるべく防ぎたいですよね!

そこで今回は油絵でやってはいけないことについて解説してきますよ。

こんな人におすすめ

  • 油絵初心者の人
  • これから油絵に挑戦したい人

油絵でやってはいけないこと①筆の使いっぱなし

油絵でやってはいけないことのひとつが筆の使いっぱなしです。

油絵具をつけたまま筆が固まってしまうと筆に大ダメージが残ります。

パサパサになって翌日には穂先が使えなくなってしまい、新しい筆を買い足すなんてことも…。

「また後で描くからこのままにしておこう」

これが一番危険です。

油絵具は乾燥が遅いので固まるのもゆっくりですが、筆についている絵具は少量なので意外と固まってしまうんですね。

冬の暖房をつけた部屋や日が当たる場所などは特に注意が必要です。

区切りがいい時や、制作後はしっかり筆を筆洗油で洗浄しておきましょう。

油絵でやってはいけないこと②筆洗油をつけたまま絵を描く

他の色を使うとき、筆洗油で洗い落としますよね。

その時にきちんと筆洗油が拭き取れていないとひび割れの原因になります。

拭き残しがあると油絵具もしっかり固着してくれないんですね。

なので他の色を使うときは、しっかり拭き取るか、色ごとに筆を使うかにしましょう。

油絵でやってはいけないこと③画溶液の開けっぱなし

気を付けてほしいのがペインティングオイル・筆洗器などの画溶液の開けっ放しです。

画溶液は開けっ放しにしてしまうと、固まるか、空気に揮発します

特にペインティングオイルクイックドライはすぐ乾燥してしまうのでそのまま固まって使えなくなってしまいまうんですね。

同じくテレピンなどの揮発性油も揮発して空気に飛んで行ってしまうので翌日にはなくなっています。

筆洗油も揮発するので部屋が臭くなってしまいます

そんなむなしいことにはなりたくないですよね。

とき皿にオイルを出したときはしっかりラップをしておき、筆洗器や油壺は制作が終わったらしっかり蓋をしておきましょう。

そうすることで、オイルの消費や部屋が臭くなることを防ぐことができます。

油絵でやってはいけないこと④テレピンを使いすぎる

テレピンだけを使って描いている方いませんか?

テレピンは絵具の乾燥を速くして、絵具を柔らかくして伸ばす効果があります。

それだけでも油絵は描けますが、使いすぎると絵具の接着力が弱まり、剝がれやすくなります。

テレピンは揮発性油という油に分類され、その名の通り画面上で揮発する性質を持っているんですね。

つまり、画面上には何もなくなるということです。

何もなくなると油絵の具は剝がれやすくなります。

そこで乾性油を一緒に使ってあげると固着力がアップし、艶が出て画面が頑丈になるんですね。

基本的には最初に揮発性油を使い、乾性油かペインティングオイルを徐々に足して一緒に使ってあげましょう。

油絵でやってはいけないこと⑤画面上で3色以上同時に混ぜる

油絵の具は混ぜると色味の彩度が下がるので濁る性質を持っています。

やってみると分かりますが、3色以上キャンバスの上で色を混ぜると濁ります。

油絵の具は乾きにくく、グラデーションを簡単に作れることが魅力なので画面上で混ぜるなら2色だときれいな色味になりますよ。

パレット上なら3、4色しっかり混ぜて、ひとつの色にして使うのは問題ありません。

油絵でやってはいけないこと⑥乾燥促進剤や速乾メディウムを入れ過ぎ

 

油絵の乾燥促進剤はだいたい一日で乾いてくれるので大幅に作業を進めてくれます。

しかし、入れすぎてしまうとひび割れの原因になるので、使用容量が決まっています。

油絵の乾燥促進剤は

・画溶液のシッカチーフ

・チューブ型のメディウム

が2種類があります。

例えば、クサカベのシッカチーフは油絵具に15%以下、チューブメメディウムだと1:1の量で混ぜ合わせて使います。

メーカーによって使用量が表記されているので、必ず説明を見てから使用しましょう。

油絵でやってはいけないこと⑦油絵の具の上にアクリル絵具をのせる

油絵具の上にアクリル絵具をのせることはできません。

皆さんお分かりかもしれませんが、油は水をはじきます。

それと同じように油絵具は乾性油というオイルが混ざっています。

上からアクリル絵具を塗ってしまうと剝離してしまうんですね。

アクリル絵具の上に油絵具をのせることはできるので、塗りを速く乾かしたという時には、アクリル絵具で下塗りしてから油絵具塗るとを効率よく制作を進めることができますよ。

油絵でやってはいけないこと⑧換気をしないで描く

油絵を制作するときは換気をして取り組みましょう。

油絵の画溶液には、臭いが強い筆洗油や揮発性油があります。

部屋に臭いがこもると気持ち悪くなったり、体調が悪くなってしまうことがあります。

臭いが苦手な方はオドレスという無臭のものも販売されているのでそれを使うのも一つの手ですよ。

臭いがなくても石油成分は部屋に充満しているので、油絵を描くときにはしっかり換気をして取り組むことが大切です。

 

油絵でやってはいけないこと➈部屋を掃除しない

油絵を描くときは部屋を掃除しましょう。

油絵具は乾くのが遅いので周りが埃だらけだと画面上に埃がついてしまいます

また、周りが散らかっているのも油絵具が着く原因になってしまいます

制作するなら部屋を片付けてからにすることをおすすめしますよ。

油絵でやってはいけないこと⑩画溶液を直射日光に置いてしまう

油絵具は道具でオイルを使うことが多いので引火性のあるものばかりです。

直射日光や火の近くには置かないようにしましょう。

夏場になると、油絵具を拭き取ったものも引火する可能性があるので、袋に水を一緒に入れておくと安心ですよ。

まとめ

いかがでしたか。

今回は油絵でやってはいけないことについて解説しました。

上記のことを気を付けて油絵制作を楽しんでくださいね!

それではまた!