こんにちは!
山で風景画をかいてます!アマネです!
皆さん!油絵描いてますか?
たくさん描くと筆洗油が濁ってきますよね!
アクリル絵具や水彩絵具は水で洗い流しますが、油絵具はどうなのでしょうか。
油の処理ってそのまま捨てていいか分からないですよね。
今回は
「筆洗油とは?」
「筆洗油の捨て方」
「筆洗油の取り換えどきは?」
という内容を解説していきます!
それでは早速見ていきましょう!
筆洗油とは
筆洗油は「筆を洗うための油」のことです!
油絵の具は水では洗い流せません。
そこで油絵具を使った筆は石油で精製した筆洗油という溶剤で絵具を落としていきます。
使用方法
筆洗器に筆洗油を注ぎます。
分量は筆を入れたときに筆先が完全に浸かる高さまでいれましょう。
絵具のついた筆先を筆洗器につけながら筆洗器の底にある網に擦って洗い落とします。
また、筆洗油は服についてしまった絵具や床にも効果的です!
布に筆洗油をしみこませてトントンたたくと絵具が落ちます。
筆洗油の捨て方
必要なもの
ビニール袋(小)
新聞紙
可燃ゴミの袋
筆洗油の捨て方
1,小さめのビニール袋の中に新聞紙をくしゃくしゃにして入れます。
2,それに汚れた筆洗油や絵具のカスを入れます。
3,水を加えて口をしっかり閉めて可燃ごみに捨てましょう!
そんなに量がない場合は紙にしみこませて捨てても大丈夫です。
また、市販の油処理剤を使うのもおすすめですよ。
油を固めるタイプと固形媒体に吸収させるタイプがあり、発火恐れがなく安全に廃棄できます。
注意
筆洗油は石油製品なので、取り扱いには注意が必要です。
夏場などは乾性油の化学反応で発火しやすい状態になります!
使用中や使用後にはしっかり部屋を換気し、火の気や室温には常に注意しましょう。
また、筆洗油を捨てるときはしっかり水を入れて対策することが大事です。
筆洗油の取り換えどきは?
筆洗器に入れた筆洗油の取り換えどきは、液体の濁り、粘り気、臭いなどの変化をみて判断します。
筆洗油に粘り気が出てきたり、液体の透明感が失われてきたり、通常の筆洗油とは違う臭いが出てきたら、筆洗器を掃除して筆洗油を取り替えます。
筆洗油の長持ちのコツはあらかじめ絵の具がついた筆を布で拭き取っておくことです!
可能な限り早めの交換をこころがけましょう!
筆洗油の種類
筆洗油にも色々な種類のものがあります。
それぞれ効果が違うので確認していきましょう!
通常の筆洗油
筆を洗うために作られた筆洗油です。
無臭クリーナー
石油の独特の臭いを抑えたものです。
無臭でも揮発しているのでしっかり換気をしましょう!
リンス入り
リンス効果のある筆洗油です。
絵筆を保護する効果があります!
水性
水性・界面活性剤で絵具を落とします!
火気の心配がいらないのがメリットです。
絵具に水分が混ざるので作業の終了後に使うといいですね!
ぺトロール
ぺトロールは石油系の揮発性油なので、筆洗油と制作中の描画溶液としても使えます。
作業中に筆洗油が画面に入ってしまうことを防げるのでいいですね!
ただ、筆洗油として使うのは高級です。
灯油
安価で筆の洗浄もできますが洗浄力が弱く、筆のダメージも大きいです。
やめましょう。
おすすめの筆洗油
ホルベインLTブラシクリーナー
一番使いやすくておすすめの筆洗油です!
リンス効果があり洗浄力も強めなので筆が長持ちします。
石油成分の臭いがするので換気はしっかりしましょう。
オドレスブラシクリーナー
匂いが苦手な方はピンクのオドレスブラシクリーナーもおすすめです。
洗浄力はLTAブラシクリーナーより少し劣ります。
筆洗油の捨て方【油処理剤を紹介】
油を固めるタイプ
油に混ざることで、固形状に変換させることができる商品です。
固形なので、周囲への飛び散りの心配がなくなります!
油を吸い取るタイプ
スポンジのような形状の商品で、油を吸わせたらそのままポイできます。
油の量が多すぎるとびちゃびちゃになるので、ある程度吸わせたら新しい吸収剤を使うようにしましょう!
まとめ
今回は「筆洗油の捨て方」について解説しました。
まとめると
1,小さめのビニール袋の中に新聞紙をくしゃくしゃにして入れる
2,それに汚れた筆洗油や絵具のカスを入れる
3,水を加えて口をしっかり閉めて可燃ごみに捨てる
ということでした。
捨てるときは油が発火しないように、水を入れて対策する事が大切です。
また、油処理剤は「油を吸い取るタイプ」と「油を固めるタイプ」があり、使うと楽に筆洗油を捨てられます。
ぺトロールを筆洗油代わりにしても、絵にブラシクリーナーの成分が残らなくていいですね。
是非試してみてください!
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