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印象派の画家たちが描いた有名な花の絵画をご紹介!ルノワール・モネ・セザンヌなど

 

こんにちは!

山で風景画を描いてます。アマネです。

突然ですが、花は好きですか?

道端に咲いているタンポポとか見ていると、なんだか癒されますよね。

今回はその中でも特に「印象派の画家たちが描いた有名な花の絵画」を紹介していきます。

 

こんな人におすすめ

  • 花の絵画を観たい
  • 作者について知りたい
  • 美術史に興味がある!

印象派とは?

 

「印象派」とは、19世紀後半のパリに起こった芸術運動です。

マネやルノワールらのグループが中心となって発展し、 印象派の画家は、近代化されてゆくパリの風俗やパリ近郊の風景画などを描きました。

「印象派」は古典的絵画と現代絵画の橋渡しを行なった、絵画史における重要な運動です。

リアルな絵画が中心でしたが、この印象派の芸術運動で、光を表現したものや感情を表現した絵も受け入れられるようになっていったんですね。

 

印象派の花の絵画①ピエール=オーギュスト・ルノワール

1841ー1919

ルノワールはフランスの仕立て屋の息子に生まれました。
20歳の頃に画家になる決意をし、画塾に入り、モネやシスレー、バージルなどの画家仲間と知合いになります。

そこでモネと共に、印象派の技法である、「筆触分割」の手法を生み出します。

(筆触分割:色を混ぜ合わせず、一つ一つのタッチが隣り合うように、色を配置する技法)

29歳のときに普仏戦争が勃発し、軍に従事します。
スパイと間違われ、一時逮捕されたことも。

終息後、モネらと共に「第一回印象派展」のグループ展を開催します。が、
当時はリアルな絵画が主流だったため、新しい表現を志したグループ展は酷評です。

今で考えると、すごい信じ難いですよね。

それから入選を繰り返すも、落選してしまいます。

ある日、形態が曖昧になりがちな印象派の技法に限界を感じていた頃、アルジェリアやイタリアに旅にでかけました。

ローマのラファエロの作品に感銘を受け、画商ポール・デュラン=リュエルと出会い奔走を受けます。

この頃から明確な輪郭線が現れ始め、1890年以降、評価も定まり、『ピアノに寄る少女たち』が政府買上げになったり、勲章を授与されたりしています。

 

春のブーケ(春の花)

春のブーケ

 

制作年:1866年

所蔵:フォック美術館

花瓶に入ったバラとジャスミン

花瓶にはいったバラとジャスミン

 

制作年:1881年

所蔵:エルミタージュ美術館

 

アネモネ

アネモネ

 

制作年:1883-1890年

所蔵:ポーラ美術館

 

花瓶のバラ

花瓶のばら

 

制作年:1876年

所蔵:オルセー美術館

 

ばら

 

制作年:1879年

所蔵:個人所蔵

 

花瓶のバラ

花瓶のばら

 

制作年:1876年

所蔵:個人所蔵

 

ばら

所蔵:国立西洋美術館

moss roses

moss roses

 

制作年:1890年

所蔵:オルセー美術館

ワーグモントのばら

ワーグモントのばら

 

制作年:1885年

所蔵:個人所蔵

花のブーケ

花のブーケ

 

制作年:1878年

所蔵:個人所蔵

 

花瓶の黄金の菊

花瓶の黄金の菊

 

制作年:1882年

所蔵:個人所蔵

 

印象派の花の絵画②ポール・セザンヌ

1839ー1906

セザンヌはフランスの銀行家の息子として生まれます。

父の希望に従い、法学部に通っていましたが、幼い頃から芸術への関心があったセザンヌは、父親の反対を受けながらも1862年に美術留学のためパリに移りました。

パリで、後の印象派を作る、ピサロやモネ、ルノワールと親交を持ちますが、

サロンに応募し、落選を続けます。

ピサロと制作をすることで、セザンヌは明るい印象派の技法を身につけましたが、「第一回印象派展」では酷評。

印象派を離れて、平面上に色彩とボリュームからなる独自の絵画を追求するようになります。

公に認められることはありませんでしたが、若い画家や批評家の間では徐々に評価が高まっていきました。

1895年に画商アングロワーズ・ヴォラールがパリで開いたセザンヌの個展が成功し、パリでも知られるようになります。

作品がようやく評価されるようになったのは晩年ですね。

本人の死後、その名声はますます強まり、1907年、サロン・ドートンヌで開催されたセザンヌの回顧展は後の世代に大きな影響を及ぼしました。

展覧会では、パブロ・ピカソやジョルジュ・ブロックらが訪れたとか。

今では「近代美術の父」として有名ですよね!

 

花瓶の花

制作年:1873年

花瓶の花

 

花瓶に生けられた花

花瓶に生けられた花

 

デルフトの花瓶に生けられた花

デルフトの花瓶に生けられた花

印象派の花の絵画③クロード・モネ

1840ー1926

モネはフランスのル・アーヴルで生まれます。
少年時代から絵がうまく似顔絵を描いて売るほど絵が上手でした。

18歳の頃に風景画家ブーダンと知合い、野外での油絵制作を教わります。

1859年にサロン・ド・パリに入選してからサロンへの挑戦を続け、
筆触分割の技法を確立して行きましたが、落選が続きました。

1870年に普仏戦争が始まり、兵役を避けてロンドンに渡ります。
このとき画商デュラン=リュエルと出会い、重要な支援者となりました。

1874年、仲間たちと開催した「第一回印象派展」が世間から酷評。
ヨーロッパの各地に制作旅行の旅に出かけます。

1886年にニューヨークでデュラン=リュエルが印象派の展覧会を開いてから、経済的に安定していきます。

モネが生きている1890年から徐々に美術市場での評価が高まっていましたが、
20世紀を通してオークションで次々と記録を塗り替える高額落札が生まれ、
数十億で落札されるに至っています。

 

ひまわり

制作年:1881年

ひまわり

 

睡蓮

制作年:1897年

 

制作年:1878年

モネ 菊

 

まとめ

今回は「有名な花の絵画」と「印象派の画家」たちを紹介しました!

経歴を追ってみると、「印象派展」は酷評だったり、戦争があったり時代的にハードでしたね。

皆さんはどの絵画が好みでしたか?

たまには美術館に足を運んでみてくださいね。

それではまた!

 

 

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