こんにちは!
山で風景画を描いています!アマネです!
突然ですが、絵画鑑賞はしますか?
絵画というと超リアルな絵を想像しますよね。
「モナリザ」や「バベルの塔」などリアルに描かれた作品がたくさんあります。
ここでは「超リアルな油絵人物画」を紹介していきます。
「絵画についてしりたい!」
「絵画の見所をおしえて!」
という方におすすめの内容です。
今回は巨匠4人の人物画を紹介していきますね!
早速見ていきましょう!
ヤン・ファン・エイク
![](https://aburae-labo.com/wp-content/uploads/2023/02/Screenshot_20230213-001443-221x300.jpg)
1390頃ー1441
ヤン・ファン・エイクはフランドル地方(オランダ、ベルギー)の北ルネサンスの巨匠で、
兄のフーベルトと油彩技法を確立させたことで、名高いですよね!
透明感があり、細密で詳細な肖像画や宗教画を得意としています。
ただ、ヤン・ファン・エイクは手の内公開しなかったため、同時代の画家たちはその技術を追うのに四苦八苦していました。
当時から成功を収めた画家ですが、技法以外にも秘密の部分が多いのが特徴です。
何でもポルトガルの女王イザベルとの婚姻をまとめたりしているとか…。。
主にブルッヘという町で活動し、15世紀の北ヨーロッパでもっとも重要な画家のひとりとしてみなされていますよ!
代表的な作品
《ヘントの祭壇画》
![](https://aburae-labo.com/wp-content/uploads/2023/02/original_aca59a56-e07c-4c87-a981-851145d637de_Screenshot_20230213-001945-300x190.jpg)
第二次世界大戦中、ナチスに略奪された美術品を取り戻すための「モニュメン・作戦」の優先リストの最上位に挙げられたのがこの作品です。
金属面の反射やガラスの透明感、生命感あふれる肌の描写など、さまざまな高度なテクニックが詰まっている作品ですね!
《ファン・デルパーレの聖母子》
![](https://aburae-labo.com/wp-content/uploads/2023/02/Screenshot_20230213-002214-300x240.jpg)
ベルギーの参事会員の白衣の人物の注文による、聖母子と聖人たちの作品です。
実は見所の多い作品でもあるので紹介します。
見所①ガラス窓
![](https://aburae-labo.com/wp-content/uploads/2023/04/PXL_20230420_140355469-206x300.jpg)
画面奥の円形ガラス窓に一枚一枚描き込まれた光の反射がとても魅力的です!
見所②奇妙な形の兜
![](https://aburae-labo.com/wp-content/uploads/2023/04/PXL_20230420_140436884-232x300.jpg)
聖ゲオルギウスがかぶる兜。
奇妙な形をしていますよね。
実はその一枚一枚に描き込まれた凹凸や光の反射に、中央に座る聖母子の姿が写り込んでいます!
なんと細かい!
見所③遠近法による絨毯の模様
![](https://aburae-labo.com/wp-content/uploads/2023/04/PXL_20230420_140509018-278x300.jpg)
絨毯の部分では羽毛の立った表面の質感が表現されていますが、遠近法による模様の変形ぶりにも注目ですよ!
ハンス・ホルバイン(子)
1497、98ー1545
![](https://aburae-labo.com/wp-content/uploads/2023/04/PXL_20230420_140617048-191x300.jpg)
ハンス・ホルバイン(子)はモデルの性格まで見透かすような肖像画が特徴です。
アウグスブルク(ドイツ)に生まれた彼は同名の父から絵を学び、バーゼルやルツェルンで活動します。
1536年からヘンリーの宮廷画家として活躍していました。
花嫁候補の肖像画や宮廷で使われる衣装・宝飾品のデザインも手続けます。
物の質感では、ヤン・ファン・エイクの後継者と目されていますが、人物描写にはレオナルド・ダ・ヴィンチやラファエッロの影響も指摘されていますよ!
代表的な作品
《大使たち》
![](https://aburae-labo.com/wp-content/uploads/2023/04/PXL_20230420_140648091-300x293.jpg)
ヘンリー8世のもとに、調停のためフランスのフランソワ1世が派遣した、外交官たちです。
床の奇妙な模様は歪曲画です。
絵をどちらか方端から見ると正しく見えますよ!
ジョヴァンニ・ベッリーニ
1430、35頃ー1516
![](https://aburae-labo.com/wp-content/uploads/2023/04/PXL_20230420_140758929-163x300.jpg)
ジョヴァンニ・ベッリーニは多彩な様式を貧欲に採り入れました!
異兄母も貧欲や義弟ら周囲の画家たちに加え、他地域の画家たちの様式も貧欲に採り入れ、ヴェネツィア派(特に15世紀後半から16世紀にかけてヴェネツィア共和国とその周辺で活躍した美術流派)の祖となり、ジョルジョーネやティアーノなど優れた追随者を生んだ巨匠です。
作品の特徴は、鮮やかな色彩を一番の特色としていますが、ベッリーニ自身は均整のとれた、左右対称な構図、鮮やかながらも落ち着きのある色調などで、流派を超えてルネサンス的特徴をすべて備えていました。
代表的な作品
《総督レオナルド・ロレダンの肖像》
![](https://aburae-labo.com/wp-content/uploads/2023/04/PXL_20230420_1407231212-213x300.jpg)
ヴェネツィア共和国で長年、総督の地位にあったレオナルド・ロレダンの肖像画です。
レオナルド・ダ・ヴィンチなどが確立した四分の三正面観をとっています!
写真を凌駕するほどのリアルさを誇る写真ですね。
見所
写真ながらの生命感と驚異の写実力!
なんと金を使われずに金糸を描いています。
![](https://aburae-labo.com/wp-content/uploads/2023/04/PXL_20230420_140738226-300x252.jpg)
![](https://aburae-labo.com/wp-content/uploads/2023/04/PXL_20230420_140733039-300x219.jpg)
ジャン=オーギュスト=ドミニク・アングル
![](https://aburae-labo.com/wp-content/uploads/2023/04/PXL_20230420_140833838-168x300.jpg)
1780ー1867
ジャンは新古典主義(革命の様子をリアルに描いた真面目な美術様式)の巨匠です!
ローマやフィレンツェで見た、ミケランジェロやラファエッロを参考にし、自然で学んだデッサンが一番と考え、色彩よりも形を重要としてきました…。が、
ときに人体が引き伸ばされるなど、究極の美のためには、不自然さも厭いません。
画面に筆跡が残ることを嫌い、滑らかな画面を目指していました。
アングルは17歳でジャック=ダヴィットの弟子になります。
1806年にローマのヴィラ・メディッチの奨学生となったのをきっかけに通算25年間をイタリアで過ごします。
代表的な作品
《ヴァルパンソンの浴女》
![](https://aburae-labo.com/wp-content/uploads/2023/04/PXL_20230420_140830533-211x300.jpg)
布などはリアルに描かれていますが、この絵では背中と臀部の幅が不自然に広げられています。
肌や皺、シミもない身体は、現実にありそうで、実際には存在しない女性像ですね。
まとめ
![](https://aburae-labo.com/wp-content/uploads/2023/04/woman-1283009_1920-300x200.jpg)
今回は「超リアルな油絵人物画」について解説しました!
巨匠って変な人たちが多いイメージでしたね。
リアルな絵が好きなのに体を長めに描いてみたり、金を使わずに金糸を表現したり…。
絵画の見所も紹介しました!
これを機に是非、美術館に足を運んでみてくださいね。
それではまた!
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