油絵の描き方はコチラ

油絵メディウムの使い方について解説!メディウムって何?

 

こんにちは!
山で風景画をかいてます!アマネです!

皆さん油絵描いてますか?

 

油絵具は乾燥するのが遅いですよね。
乾燥するのに4日ぐらいはかかります。

そこで今回は乾燥を手助けする「メディウム」を紹介します!

メディウムと言っても種類がたくさんありますよね。

 

「メディウムって何?」
「メディウムの使い方は?」
「メディウムの種類が知りたい」

という方におすすめの内容です!

早速見ていきましょう!

油絵のメディウムとは?

メディウムは「媒体」という意味があります。

役割は絵具の接着を助ける絵具の乾きを早くする遅くするツヤを出すツヤを消す筆跡がでないようにする、などの色々なメディウムがありますよ!

 

 

油絵の乾燥方法

油絵の乾燥方法は2種類あります!
「樹脂を混ぜる方法」「シッカチーフを混ぜる方法」です。

また、水彩絵の具は水が蒸発して乾燥しますが、油絵具は空気に触れることで徐々に乾燥していきます。

 

油絵の乾燥方法 ①樹脂を混ぜる方法

樹脂を混ぜる方法では「ラピッドメディウム」「ストロングメディウム」「ストロングメディウムグロス」などがあり、絵具の透明性が増したり、ツヤの状態が変わります。

 

使い方】
油絵具と混ぜて使います。
割合は1:1で混ぜるのが良いです。
少なすぎると絵具の乾燥が遅くなり、多すぎるとしわの原因になります。

 

ラピッドメディウム

ホルベインの速乾系メディウムです。
このメディウムを使うと数十分~数時間で乾燥します。
塗膜は固く、タッチは残らないのが特徴です。

 

ストロングメディウムグロス

アルキド樹脂メディウムで、色々なメーカーで販売されています。
半日~1日で乾燥し、ツヤが出せてタッチがしっかりと残るのが特徴です。

 

 

ストロングメディウム

適度な乾燥促進性をもったアルキド樹脂メディウムです。

半日~1日で乾燥し、ツヤがなく、タッチがしっかりと残せます。

 

 

 

油絵の乾燥方法 ②シッカチーフを混ぜる方法

油絵具の乾燥システムそのものをスピードアップさせる方法です。

シッカチーフは絵具の乾燥を中まで進める補助剤として使われ、
「シッカチフ ブラン」「シッカチフ クルトレ」があります。

 

使い方
油絵具に直接混ぜるときは10%
植物油(乾性油)に混合するときは30%
ぐらいまでにとどめて使いましょう。

 

シッカチフ ブラン

クルトレよりは乾燥促進力は弱いですが、油絵具を内部から均一に乾かすのでひび割れなどが、起こりにくい穏やかなシッカチフです。


シッカチフ クルトレ

表面と内部から乾燥を促進します。
混合直後と乾燥後では絵具の色調が、変わるので注意が必要です。


画溶液

 

画溶液の中でもツヤを出したり、消したりする画溶液を紹介します。

【使い方】
絵具に1:1の割合で絵具に混ぜてください。
早ければ3時間で乾きます
薄め液としては「テレピン」がおすすめです

めんどくさい場合は「ペインティングオイルクイックドライ」を通常の溶き油として使いましょう
私もよくクイックドライのオイルを使います。

 

 

 

 

 

 

ツヤを出す

 

ダンマル樹脂

ダンマル樹脂をテレピンに溶解させたものです。
調合油として使う他に完成後の保護用ワニスとしても使えます

 

コーパル樹脂

かなりの速乾性で頑丈な塗膜をつくります。
固着力が高く、光沢がある画面になります。
高濃度な商品なのでテレピンやぺトロールで薄めて使用します。

 

ベネシャンターペンタイン

天然の樹脂をほとんどそのまま利用した調合油です。
筆跡を残さないため、グレージンクにも向いています。
乾燥に時間がかかり黄変する性質があります。

 

 

ツヤを消す

「クリスタルメディウム」をテレピンで薄めて使うとよいです。

 

まとめ

今回は「メディウムの使い方」について解説しました!

メディウムは乾燥を促進するだけでなく、ツヤを出したり、消したりしたりする効果のあるものもありましたね。

油絵の乾燥方法は「樹脂を混ぜる方法」「シッカチフを混ぜる方法」があり、樹脂分の多い溶き油ほどツヤを出す効果がありました!

油絵具は水彩絵の具と違い、チューブから絞ってそのまま厚塗りもできます。

筆やナイフで薄く塗ったりもできるので絵具を自分の思うように乾かしたり、ツヤを出したり調節できるのが油絵の特権ですね!

是非参考にしてください!