こんにちは!
山で風景画をかいてます!アマネです!
絵って実は筆だけでなくナイフでも描けるのを知っていますか?
ペインティングナイフは独特なエッジを効かせた画風がとても魅力的です!
絵にナイフを取り入れるだけですごい表現の幅が広がります。
今回はその「ペインティングナイフ」について解説していきます。
「ペインティングナイフって何?」
「どうやって使うの?」
「おすすめのペインティングナイフは?」
という方におすすめの内容です!
早速見ていきましょう!
ペインティングナイフとは?
ペインティングナイフは細い柄と一緒になった、しなやかにしなるブレード面のあるナイフです。
ほとんどが先端が細くなったひし形やしずく型のような形状をしています。
また、ペインティングナイフは絵具を混ぜたり、ダイナミックに描きたいときに効果的です。
画面に絵具を盛り込んだり、地塗りを平らにならしたい時にもつかわれます。
これ以外にもエッジを生かした絵具の除去、画面にメリハリ与える厚塗り、引っかいたりなど応用ができて、筆では得られない効果が得られます!
ペインティングナイフの使い方
筆と同じで、画面全体が視界に入るくらい距離をとり、肩を支点にして腕を動かして描きます。
細い線を引く場合はナイフ先の裏側に絵具をとって画面に押し当て動かします。
使う前は刃先のしなりを確認し、絵具をナイフでよく練りましょう。
盛り上がった線を引く
ナイフの先の裏の片側よりに絵具をとり、つけたほうの辺を立てて画面に押し付けます。
盛り上げに使うことで雪に光がさして見えますね。
ジグザグを描く
進行方向の辺を画面から少し浮かせるようにして、ナイフの底面を滑らせてエッジのある面をつくります。
曲線を描く
右側にカーブを描く場合は、肩から腕を返すようにして動かします。
左側にカーブを描く場合は内側に腕を回転させます。
ペインティングナイフの素材
ペインティングナイフは鋼やステンレスでできたものが主でしたが、最近ではアクリル絵具などの水性絵具用として、ポリプロピレンや合成樹脂でできたナイフも出てきました。
メーカーによって、硬さや素材が違うので自分の目的に合ったペインティングナイフを選ぶようにしましょう。
鋼
鋼の鋳造物でできているため、しなやかで弾力性があります。
タッチが軟らかく画面に吸いつくように扱いやすいです。
ステンレス
経済的な価格で錆びづらいのが特徴です。
油絵だけでなく、水彩やアクリル画にも使えます。
ポリプロピレン
軽くて錆の心配がないナイフです。
アクリル溶剤への体制もあり、変色の心配もあまりありません。
ペインティングナイフの選び方
ペインティングナイフを選ぶときのポイントは2つあります。
①ペインティングナイフは「刃先から柄が同じ素材で作られているもの」を選ぶ
ペインティングナイフは刃物のように「鍛造」されて作られた耐久性のものと、「溶接」されて 作られた安価なものがあります。
「鍛造」で作られたものは刃物と作り方が同じ方法です。
絵具をキャンバスに押しつけるときに強い力に耐えられ、微妙なタッチも出しやすいです。
「溶接」はナイフと柄を違う素材でくっつけたものです。
安くて手軽に買えますがすぐに折れてしまう、ということが多いです。
②弾力が自然なこと
ナイフを平らな面に押しつけ、曲げてみるとブレードが自然な曲線になるのがベストです。
安価なナイフは「く」の字に曲がって、タッチを画面に伝えることができません。。
その他のナイフ
パレットナイフ
絵具の混色やパレットの掃除、地塗り層をならすときに使います。
スクレパー
乾燥した絵具層にできる絵具カスや粗い筆の跡を削ってならすのに便利です。
また、パレット上で乾燥して固まってしまった絵具除去にも使えます。
まとめ
今回は「ペインティングナイフの使い方」について解説しました。
ペインティングナイフを選ぶときは「刃先から柄まで同じ素材で作られているもの」と「弾力性」を確認することがポイントでした!
ペインティングナイフは絵具を盛り上げたり、押しつけたり、色々なことができます!
絵肌を変えてみたいときは是非、ペインティングナイフを使ってみてくださいね。
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