こんにちは!
山で風景画をかいてます!アマネです!
皆さん油絵描いてますか?
油絵具の白って画材屋さんで見かけると種類がたくさんありますよね!
何でこんなにたくさんあるんだ?と毎回思ってました。
調べてみると、なんと、使い分けがあるらしいですね。
今回は「油絵具の白の違い」について解説していきます!
「白って何種類あるの?」
「白の使い分けは?」
「どんな場面で使うのか」
という方におすすめの内容です。
それでは早速見ていきましょう!
油絵の白の種類は5種類ある
![](https://aburae-labo.com/wp-content/uploads/2023/02/snow-496875_1920-300x182.jpg)
油絵具の白は5種類あります!
①チタニウムホワイト
②ジンクホワイト
③シルバーホワイト
④パーマネントホワイト
⑤セラミックホワイト
ここではそれぞれの色の特徴を説明します。
チタニウムホワイト
白色度、隠蔽力(下の色を覆い隠してしまう強さ)が高いのが特徴です。
混色すると他の色を食ってしまうほど強力なので、下塗りに使ったり、上から作品を塗りつぶしたいときに使うのがおすすめです。
ジンクホワイト
自然な暖かみのある透明な白です。
成分が酸化亜鉛なので下塗りには向きません。
仕上げ段階の色調整に使うのがおすすめですね。
シルバーホワイト
乾燥が早く、強くて丈夫な画面を作れるのが特徴です!
もっとも古くから使われている青みの強い白です。
下塗りに使ったり、絵具と混ぜると作業効率が上がります。
ただ、絵具に入っている鉛に有毒性があるので、作業するときは傷口など体内に入らないよう注意しましょう。
パーマネントホワイト
絵具セットによく入っているのがこの白になります!
すべての白の欠点をカバーする白で、どの場面にでも使えるのが特徴です。
初心者にもおすすめの白ですよ。
セラミックホワイト
もっとも使いやすい色として「ホルベイン」のメーカーから研究開発された色です。
高価なものなので余裕があればおすすめですよ。
油絵具の白の使い分け
![](https://aburae-labo.com/wp-content/uploads/2023/02/PXL_20221220_0534090162-300x218.jpg)
ここでは白を使う場面をそれぞれ説明します!
チタニウムホワイト
下塗りと塗りつぶしにおすすめです。
高い白色度、隠蔽力がありますよ。
作品を塗りつぶした上にまた違う絵をよく描きます!
ジンクホワイト
仕上げの描き込み向きです。
白の中で一番透明感があります。
シルバーホワイト
地塗り、下描き、中描きにおすすめです。
粘りと固さがあります。
水あめみたいな感じですね。
パーマネントホワイト
下描きから上描きまで使えます。
混色でのにごりが少ないので基本的にこの白を使います。
セラミックホワイト
下描きから上描きまで使えます。
冴えた青みの白で透明性が高いです。
混色に注意したい色
![](https://aburae-labo.com/wp-content/uploads/2023/03/original_f6492d74-6fb3-46fc-8c6e-95a95dbc2222_PXL_20230214_083914350-300x256.jpg)
絵具が黒くなる!?
シルバーホワイト(鉛化化合物の顔料使用)と、硫化化合物の顔料が混入している絵具(カドミウム系の色、バーミリオン、ウルトラマリン)との混色は、化学反応によって絵具が黒色に変化することがあります。
しかし最近ではメーカーの技術進歩によって、厳密に言われることが少なくなりました。
変色が心配な場合は、特に注意したいシルバーホワイトをパーマネントホワイトに変えれば問題ありません。
また、絵具は白を混ぜると堅牢度(頑丈さ)が下がることも頭の中に入れておきましょう。
まとめ
![](https://aburae-labo.com/wp-content/uploads/2023/03/PXL_20221220_0227333862-300x148.jpg)
今回は「油絵具の白の違い」について解説しました。
油絵具の白は5種類でしたね!
「チタニウムホワイト」「ジンクホワイト」「シルバーホワイト」「パーマネントホワイト」「セラミックホワイト」がありました!
塗りつぶしに向いていたり、仕上げに使われたり、使う場面がそれぞれ違いましたね。
自分の表現に合わせて白を使ってみてください!
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