こんにちは!
山で風景画をかいてます。アマネです。
油絵を描くときに欠かせないのが「油絵筆」。
長く使うなら素敵な筆を手に入れたいですよね。
しかし、画材屋さんに行くと油彩筆の穂先には、様々な形状があり、どれを選ぶか迷ってしまう方お多いのではないでしょうか。
私自身も筆選びにとても悩み、1時間ぐらい筆とにらめっこしていました。
そこで今回は「おすすめの油絵筆」を紹介します。
「油彩筆の選び方は?」
「おすすめの油彩筆は?」
という方におすすめの内容です。
それでは早速見ていきましょう!
油絵筆の選び方
油絵筆は粘りや重さのある油絵具を塗ったりすり込んだりして画面に定着させるため、毛に弾力性と耐久性があるものを選ぶことが大切です。
また円を描くときにもしなやかになり、穂先がきちんとそろっているものが適しています。
油絵筆の選び方①形状で選ぶ
油絵筆の形状の代表的なものは主に4つあります。
①丸筆(ラウンド)
②平筆(フラット)
④平筆(フィルバード)
③扇形筆(ファン)
①丸筆(ラウンド)
丸筆は、丸い先端を持つ筆形状が特徴です。
細部の描写や線描に使用されることが多く、先のとがった部分を活かして線を描いたり、面を広くとって塗ったりと様々な場面で活躍します。
曲線が描きやすくタッチ次第で細い線も太い線も描けるため、顔の特徴や細かい模様などを描く際に活用されますよ。
②平筆(フラット)
先端が平らな筆で、広い面や平坦な領域の塗りつぶしに使用されます。
広い範囲を塗るときや、直線的な塗りつぶしやエッジの作成に適しています。
③平筆(フィルバード)
先端が丸みを帯びた平筆です。
フィルバードは丸筆(ラウンド)と平筆(フラット)の特徴を組み合わせた形状をしているので、幅広い用途で使用できます。
フィルバードは、先端が丸くなっていることから、細部の描写や線描、塗りつぶしに使用され、平筆のような広い面の塗りつぶしやエッジの作成にも使われます。
また、筆触が柔らかいため、塗りムラを抑えることも可能です。
④扇形筆(ファン)
扇形の形状をしていて、先端が広がっています。
広い範囲の塗りつぶしや、特定の質感の効果を作り出すのに適しています。
特に草木の描写や絵画における柔らかなグラデーション効果を表現するのに使用されますよ。
油彩筆の選び方②筆の硬さで選ぶ
油彩筆には硬さの異なる筆があります。
筆の硬さは、筆毛の材質や製造方法によって異なります。
一般的に、油彩筆の硬さは、硬い「硬毛」、柔らかい「軟毛」があります。
硬毛は筆毛が堅くてしっかりしています。
硬い筆は塗りつぶしや直線的な描画に適しています。
筆触がはっきりと残り、タッチを表現するのにも有用です。
軟毛は筆毛がしなやかで柔らかい特性を持っています。
柔らかい筆は、油彩を滑らかに塗り広げたり、筆触の痕跡を少なくするのに適しています。
また、柔らかい筆は重ね塗りやぼかし効果を作り出すのにも役立ちます。
柔らかい筆は主に細部の描写や滑らかな表現に使用されますよ。
おすすめ油絵筆
個人的におすすめの筆をまとめてみました。
ホルベインKM-F
多様な穂先の形状が揃う豚毛です。
様々な技法に対応できます。
頑丈で扱いやすいので初心者の方にもオススメですよ。
ホルベインEL
https://webshop.sekaido.co.jp/product
豚毛の硬さも備えながら、画面によくなじむのが特徴です。
しなやかななので油絵具の繊細に描く技法に最適ですよ。
形状はフラット型です。
ホルベイン リセーブルF2100
天然毛に近づけるためにホルベインが独自に特殊加工を施した合成繊維毛です。
穂先がよくそろい、独特な弾力があります。
サラサラで使いやすいのでよく愛用しています。
ナムラOXF
馬毛と豚毛を混毛した筆です。
豚毛ほど毛が硬くないので、穂先は含み、まとまりがよく上塗りや薄塗りに適しています。
ナムラ Srb&BF
イタチとオックス毛でつくられています。
穂先はたんぽう毛筆のフィルバード型で独特な腰と弾力があります。
オイル薄めて使うおつゆ描きや、仕上げ用としておすすめです。
まとめ
今回は「おすすめの油絵筆」について解説しました。
大切なのは、筆を使いながら自分の絵画スタイルや好みに合ったテクニックを探求することです。
筆はそれぞれ特性が異なるため、絵画の目的や好みに合わせて選ぶことが重要ですね。
実際に試してみて自分に合った筆を見つけてください。
それではまた!
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