こんにちは!
山で風景画をかいてますアマネです。
デッサンを練習しよう!と思ったところで何から始めていいか分からない方いますよね。
私も最初の頃はとにかく風景や周りの物を描いていましたが、どうにもうまくならない…。
実は手順を踏んで基礎を固めていくことで飛躍的に画力を上げることができます。
今回は「初心者におすすめのデッサンモチーフ」について解説していきます!
それでは早速見ていきましょう!
こんな人におすすめ
- デッサンは最初何から描いた方がいいのか分からない
- 初心者におすすめのモチーフを知りたい
初心者におすすめのデッサンモチーフ
デッサンを練習しようかなと思ったけど、何から始めていいか分かりませんよね。
ここでは初心者におすすめのモチーフについて紹介していきます!
①果物や野菜
デッサンで一番最初に描いてほしいものが「シンプルな形のもの」。
つまり、果物や野菜、球体などのことですね。
デッサンを始めて、まず難しいと感じることは、もののかたちをとることだと思います。
正確にかたちをとるのがうまくなるためには、何枚も描くしかありません。
球体や長方形などのシンプルなかたちで練習することで、かたちをとるための練習になります。
最初から上手くかたちをとれる人はいません。
うまくかたちをとれる人は、練習して慣れているんですね。
コツコツと地道ですが、まずは身の回り野菜・果物から描いてみるのをおすすめします。
②2つのモチーフを組み合わせて練習する
デッサンに慣れてきたら2つのモチーフを組み合わせて描くのもおすすめです。
かたちの違うシンプルな形のものを組み合わせます。
いろんな置き方を試してみてくださいね。
2つのものの大きさ、高さ、距離などの関係を感じながら描くことで、空間に注意して描くことができます。
ポイントは床の影のかたちも見ることです。
何回も修正しながらやるのがコツですよ。
何度も遠くから見たり、スマートフォンのカメラで撮影すると、修正箇所がわかったりします。
③3つのモチーフを組み合わせる
2つのモチーフを組み合わせるのに慣れてきたらモチーフを3つにしてみましょう。
大きさとかたちがちがうもの3つの組み合わせです。
ポイントは同じ台(床)に乗っていることを意識しながら描くことです。
モチーフは小さいものを手前に、大きいものを後ろにおきましょう。
自分から見て大きいものを遠くにおいた方が、距離がつかみやすく、描きやすくなります。
また、位置関係を上から見ることで、ものどうしの距離が見やすくなります。
モチーフが増えてくると、ものどうしの関係をきちんと描くのが難しくなってきます。
台(床)を描くことで、同じ台(床)を描くことができます。
なので、その関係を自然に見せるためにも台(床)に落ちている影をよく見て描くことが大切なんですね。
④最初の5分に自分の手を描く
デッサンの準備運動です。
忙しい時でも5分あればデッサンできますよね。
モチーフも自分の手なのですぐに描き始められるのがメリットです。
毎日これ続けるだけでも、いらない線が減ってきますよ。
形をとる観察力がついてくるので続けるだけでもおすすめです。
また、気乗りしない場合でも5分間やることでデッサンをはじめやすくなります。
めんどくさい方はまずは5分から始めてはいかがでしょうか。
目的に合わせてモチーフを選んでみよう!
デッサンをやると自分の課題が出てきますよね。
「形が歪曲」
「陰影がない…。」
など私も最初のころはそうでした。
描いた後は、出てきた課題を修正することが大切です。
デッサン力を上げるために必要な能力は
「形」「陰影」「立体」「質感」「空間と奥行き」の5つです。
一枚のデッサンごとにこの中のどれかを意識して描くかを決めましょう。
形をとるための能力を上げたい!
形を正確にとれるようになりたいという方は
ペットボトルや缶などがおすすめです。
正確な形をとるためには、対象の位置関係を正しく計る目を養います。
例えば、形の縦と横の比率などです。
ペットボトルは左右対称に描かないと「形が変だ」ということにすぐ気づきますよね。
他には、車や自転車、ワイングラスなどのモチーフも練習におすすめですよ。
見慣れていて、絵を描かない人でも「形が変だ」とすぐわかるモチーフを選びましょう。
陰影を上手く描きたい!
陰影の練習におすすめなのが1色のモチーフ、特に白色のものです。
例えば、白一色のぬいぐるみや、白い布などモチーフですね。
白一色のモチーフなら、モチーフについた色が陰影の色だとわかるので、観察が簡単になります。
テーブルの上で描く場合は、テーブルも同じ色になるようにしましょう。
白い紙や布をテーブルの上におくと簡単にできますよ。
立体の描写力を上げたい!
立体感を描写するにはボリュームのある、不透明なモチーフを選びましょう。
例えば、人物石膏像や円柱、大きめのクッションなど不透明で面が複数できるものです。
立体感を出すためには凹凸が必要なので、透明なモチーフ(ガラスコップなど)にはその凹凸などが見えづらいので向いてないです。
質感を出したい!
質感を出す練習をしたいときには、質感の違うモチーフを2つ以上並べて、それらを比べながら描きましょう。
質感の違いは、光の反射の違いで描き分けることができます。
反射の仕方が大きく異なるモチーフを比べて描くことで、質感の違いを観察しやすくなります。
組み合わせの例は、アルミホイルと紙コップ、果物と缶などです。
光を強く反射して見えるモチーフと、あまり光沢のないモチーフを選びましょう。
空間と奥行き
空間や奥行きを描くためには、遠近法がつかそうなモチーフを選びましょう。
例えば、風景画や3つのモチーフを組み合わせて描くデッサンがおすすめです。
モチーフを組み合わせるときは、複数のものの距離を開けてポツポツと台の上に置いてモチーフとしましょう。
風景画では、近景・中景・遠景がわかるものがいいですね。
まとめ
今回は「初心者におすすめのデッサンモチーフ」について解説しました。
最初はかたちをとることも難しく感じますが、慣れてくるとサッと描けるようになります。
大切なのは自分の課題を見つけて、そこを修正していくことです。
これを繰り返すことで、作品のクオリティも更に上げることができますよ
是非、参考にしてくださいね。
それではまた!
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